どんな治療であっても失敗やトラブルは必ず起こります。しかし、その頻度というのは実際にはそれほど多いものではありません。
みなさんが治療を受けた際にこれって失敗じゃないの?と思う不安も時間が過ぎれば気になることも多いんです。美容外科の手術にはそう言ったことが多々あるとお考え下さい。
美容外科に失敗・トラブルですが、本当に治療上のミスなのか、それともインフォームドコンセントがうまく伝わっておらず、仕上がりに差が生じてしまったのか、それとも完治するまでの途中の経過なのか、実際にはさまざまなトラブルがあると言うことを理解しておく必要があります。
医療的な本当のトラブル
明らかな左右差、麻痺や皮膚や組織の損傷と言ったトラブルは非常に深刻です。もちろん、修正で回復できる程度のものであれば良いのですが、修復が難しい状態などは非常に厄介です。当然ですよね。もともと健康な体が病気の治療でもないのに障害を受けるわけですから。でもこのようなトラブルというのは実際に少ないものです。
大切なのはそのようなトラブルを引き起こさないような安全な治療を行なっているかということ、リスクを最小限に止めるような対策をしっかりと行なっているかということが大切です。しかし、それが大丈夫なクリニックか否かを知る方法は残念ながらありません。
やはり大切なのはセカンドオピニオンです。治療を受ける前に何人もの医師の意見を聞くことは必要なことなのです。実際にはセカンドオピニオンとして複数の美容クリニックにカウンセリングに行く人は多くありません。1、2ヶ所周って治療を受けてしまうという人が圧倒的に多い。これではトラブルを減らすことはできません。
仕上がりの差の相違
美容外科の治療で多いトラブルが思っていたイメージと違うという仕上がりに対するトラブルです。これはカウンセリングで医師とのコミュニケーションがしっかりと取れていなかった結果によるものです。カウンセリングというのは治療法や手術のリスクを聞くだけではありません。あなた自身がどう言った仕上がりを希望しているのかということを明確に伝え、その上で具体的な治療法を提案するのが医師の役割です。
正直、リスクや問題点などはホームページにいくらでも書かれています。聞いていなかったからと言って大きな問題にはなりません。一番の問題は、希望する仕上がり、治療のゴールが医師とあなた自身とが同じでないといけないということです。
これを決定づけるのがカウンセリングです。カウンセリングの丁寧な美容外科は失敗のリスクが少ないですし、安心して任せても問題ありませんが、カウンセリングが雑な美容クリニックの場合、どれだけ技術があってもゴールが違えば、希望の仕上がりにはなりませんので十分な注意が必要です。