バッカルファット除去の方法
バッカルファット除去の方法についてご紹介します。
バッカルファット除去の麻酔方法
基本的な標準麻酔は局所麻酔です。お口の中に直接麻酔の注射を打って部分的な痛みを取り除きます。
注射時に痛みを感じますがすぐに効果が現れ痛みを止めることができます。
麻酔の効果は1、2時間程度持続します。万一、治療中に痛みを感じたら医師に伝えて下さい。麻酔を追加注射することで痛みを止めることができます。
麻酔の効果が効いている間はお口が開けにくく、感覚が鈍くなります。
治療の流れ
バッカルファット除去における治療・手術の流れをご紹介します。
Flow-1
カウンセリング
お顔の状態を診察し、バッカルファット除去が適しているのか、それとも他の治療法が望ましいのかなど具体的なお話をします。そうして治療プランを提案し、治療のリスクや術後の経過などについて説明してくれます。
Flow-2
治療の申込み
バッカルファットについては医師間でもさまざまな意見があります。そのためセカンドオピニオンとして複数の医師の意見を参考にしましょう。その上で治療が必要なのかと言うことを熟考する必要があります。
その上で、治療に対し決断をしたなら手術を申し込みます。
バッカルファットの除去を受けるには、血液検査が必要となりますので手術の日程を含め余裕のあるスケジュールを計画しましょう。
また、治療を申し込む前にキャンセル費用についても十分確認しておきましょう。
Flow-3
各種検査
バッカルファット除去を受ける場合は血液検査が必要です。血液検査の結果はクリニックによって、1週間程度かかる場合があります。ですのでカウンセリングの際に血液検査を受けておくことも宜しいかと思います。
Flow-4
手術・治療
バッカルファット除去の手術は概ね40、50分程度かかります。局所麻酔ですので術後は止血を確認する程度ですぐに帰宅することができます。術後の体調等、心配な方は少し休みたいことをクリニックに伝え、休ませてもらうことをお勧めします。
帰宅時の状態というのは見た目に特に何かあることではありません。頬、顔に軽い腫れがある状態で帰宅します。
Flow-5
術後検診・経過観察
術後の検診ですが、基本的には2週間以降で一度診察を受けます。希望があればお口の中の糸を抜糸することができますが、放置しておいても自然に溶けて無くなってしまいます。
- 2週間:希望に応じて抜糸
- 1ヶ月:経過観察のための診察
- 3〜6ヶ月:最終チェック・仕上がり確認
術後の検診はクリニックによっても違いますし、術後の状態でも変わってくる場合があります。事前にカウンセリングで確認しておきましょう。
Flow-6
仕上がり・完成
3〜6ヶ月後に最終チェックを受けていただき、バッカルファット除去が無事に終了したことを確認します。
術後の状態・経過
バッカルファット除去の治療後というのは、特になんの変化もない状態です。顔、頬に傷がある訳ではありませんし、特段大きな腫れを引き起こしていることもありません。普段と変わらない状態です。ただ、麻酔が効いている状態ですのでしゃべり辛い、口が開けにくいなどの症状は残っています。数時間で解消します。
術後1、2日はお口の中の切開部分から少しですが、血液がにじみ出ることがありますが、異常なことではありませんのでご安心下さい。
- 麻酔が効いている間はしゃべり辛い、お口が開けにくい
- お口の中に血液が滲んでくる
バッカルファット除去のリスク・問題点
バッカルファットの除去ですが、下膨れ顔であっても治療適応では無いことも多く適切な判断が難しい場合があります。そのため診断結果を誤ってしまうと左右差がひどくなったり、凹んでしまったりなどのトラブルも多いので十分注意する必要があります。
-腫れ・内出血
術後の腫れはすべての人に起こる症状です。内出血については脂肪組織周囲には血管が豊富ですので出血しやすく、術中に止血をしますが、それでも術後に出てきてしまうことがあります。しかし、これらは全て時間の経過で改善しますので過度の心配は不要です。
-取り残し
どれだけ上手な医師が丁寧に治療してもバッカルファットの場合、取りすぎると凹んでしまいますので少し控えめとなることもあります。そのため取り残しのリスクは高くなってしまいます。
しかし、それは技術が低いのではなく、常に安全性を考慮した結果ですのでこう言った手術の性質上仕方の無いことだと思います。
-陥没
バッカルファット除去術の中で最悪なのが陥没です。過剰な除去によって生じる問題です。凹んでしまった部分というのは対処の方法がありません。状態によっては脂肪注入で解消させることはできる可能性はありますが、期待値は低いです。
バッカルファット除去術の料金
バッカルファット除去の費用に対し、不安を感じている方も多いと思います。ホームページの料金をそのまま鵜呑みにして良いのか?それとも個人差や追加オプションなどで高額になってしまわないかなど心配ですよね。SNSやインスタなどでは整形に何千万円かけたって記事を見るとその不安はさらに大きくなるでしょう。
そんな方のためにバッカルファットのタイトル:について詳しくご紹介します。
バッカルファット除去の費用:30〜40万円
これがバッカルファット除去術の相場価格と考えて良いと思います。もちろん、中には50万円を越すクリニックも数多くありますが、高いからといって技術が高いということはありません。高いには高いなりの理由があるものなんです。
小顔の整形『バッカルファット除去』の質問集
Q&A
下膨れっぽい顔、むくみがちな顔を解消したい。バッカルファットを少なくすることでキレイになることは分かっているけど、やっぱり手術と考えると怖いし、不安も大きい。ここではそんな方の不安や疑問を少しでも解消できるよう『バッカルファット除去』に関するさまざまな疑問にお答えします。
- バッカルファットを取った後、将来何かしら影響はでませんか?
- バッカルファットは将来影響を及ぼすような組織ではありませんので問題ないです。ただし、過剰にとりすぎてしまった場合、コケたように見えてしまったり、ほうれい線が悪化しやすいということが想定されますので適度な除去でないといけません。
- 腫れは大きいですか?
- いいえ、バッカルファット除去は切開する範囲も小さく、お口の中から治療しますので大きな腫れを伴うような手術ではありません。腫れても数日で解消します。
- 術後の状態が心配です。どんな状態で帰れますか?
- バッカルファットの除去は皮膚表面に切開を加えるわけではありませんので見た目に変化はありません。腫れがある場合も軽いむくみ程度の状態です。
麻酔の効果が消失するまでに数時間かかることがありますので、その間はお口を開けにくかったりしゃべり辛くなることがあります。
また、少しの量ですが、にじむような出血がしばらく続くことがあります。放置しておいても問題ありません。1、2日程度で止まります。