整形は、自分というキャンバスに新しい“まなざし”を描き足すようなもの。
少しの変化で驚くほど印象は変わり、見る人の心を引きつける。だからこそ、「もっとキレイに」「もっとパッチリと」と、つい欲張ってしまう気持ち、よくわかります。
でも、目元はほんの少しの違いが、驚くほど“大きな差”になって現れる場所。
「もう少し控えめにしておけばよかった」「これじゃ私じゃないみたい」——やりすぎた印象になってしまうのは、ほんのわずかなズレが原因です。
ここでは、“理想”を“違和感”に変えないために、カウンセリングで大切にしたい3つのことを紹介します。
あなたのなりたい姿が、ちゃんと伝わるために。
ほんの一言が、未来の自分を大きく左右します。
1. イメージは「言葉」でなく「ビジュアル」で伝える
「ナチュラルにしたい」「パッチリした目がいい」といった言葉だけでは、医師とのイメージ共有は不十分です。
あなたが思う“ナチュラル”と、医師が考える“ナチュラル”は、必ずしも一致しません。
おすすめなのは、理想に近い目元の写真を用意すること。芸能人でも、過去の自分の写真でもOKです。
画像をもとに話すことで、「このくらいのライン感」「これ以上はやりすぎ」といった細かいニュアンスも、より正確に伝えることができます。
2. 「どんなふうに見られたいか」まで伝える
単に目の形を変えたいだけではなく、どんな雰囲気になりたいかも大切なヒントです。
「やさしく見られたい」「仕事でも信頼感が出るようにしたい」など、あなたの“なりたい印象”を伝えることで、医師はその意図を汲み取りながら手術の方向性を調整できます。
美容整形は、単なる造形の話ではなく、人生をどう見せたいかのデザインでもあります。
3. 自分のクセや不安も包み隠さず話す
目を見開くクセ、左右差へのコンプレックス、過去に受けた施術の有無…。
ちょっとしたことも、実はとても大切な情報です。
こうした要素が術後の仕上がりや満足度に大きく影響することがあるため、医師にはできる限りオープンに話しておきましょう。
また、「やりすぎるのが怖い」「あまり印象を変えたくない」という気持ちがあるなら、それも正直に伝えるべきです。
医師がその不安を理解していれば、仕上がりも慎重に調整してくれます。
「本当に大切なのは、“もっと綺麗に”より、“私らしく綺麗に」。
整形は自分を否定するためじゃなく、もっと好きになるためのもの。
やりすぎないための準備も、美しさの一部です。
