ミルクピーリングを受けたあとは、肌がつるっとして気持ちいい――
でもその直後こそ、肌がとてもデリケートな状態になっていること、知っていますか?
せっかくきれいになり始めた肌に、間違ったケアや刺激を与えてしまうと、赤み・乾燥・シミなど思わぬトラブルの原因にもなりかねません。
このページでは、ミルクピーリング後に気をつけたいスキンケアやNG行動、
そして肌を守りながらさらに美しさを引き出すおすすめのケア方法をご紹介します。
肌の変化を「一時的なもの」で終わらせず、「育てる変化」に変えていくために。
正しいアフターケアを知って、美肌効果をしっかりキープしましょう。
まずは、ミルクピーリングがどんな治療で、なぜケアが大切なのかを知ることから始めてみませんか。
きれいになるための一歩を、安心して踏み出すために――。
施術後の肌状態とは?|ミルクピーリング直後の注意点
ミルクピーリングの施術後、肌は「一皮むけたようなつるんとした質感」になります。
これは、不要な角質がやさしく取り除かれたサイン。
でも同時に、肌のバリア機能が一時的に弱まっているという状態でもあります。
● 水分の蒸発が起こりやすい
角質層が薄くなっているため、肌の内側から水分が逃げやすく、乾燥を感じることがあります。
● 紫外線や摩擦に敏感になる
一時的に刺激を受けやすくなるため、紫外線、マスクのこすれ、強い洗顔などには要注意。
● 一見「つるつる」でも、見えない炎症が起きていることも
赤みやピリつきが出る場合もあり、肌が回復しようとしているサイン。過剰なケアは避けて。
見た目がきれいに整っていても、肌はとても繊細な状態です。
だからこそ、アフターケアは“丁寧すぎるくらい”がちょうどいいのです。
絶対に気をつけたいNG行動
ピーリング後の肌はとてもデリケート。
ちょっとした行動が、赤みや乾燥、色素沈着などのトラブルにつながることもあります。
ここでは、施術後に避けてほしいNG行動を具体的にご紹介します。
● 紫外線対策を怠る
最も注意すべきポイント。
日焼け止めを塗らない/長時間の屋外活動/日傘や帽子を使わないといった行動は、
シミ・そばかす・肌老化を一気に進行させる原因になります。
紫外線は、施術の効果を打ち消すだけでなく、逆に肌にダメージを与えてしまいます。
曇りの日でも、紫外線対策は必須です。
● 強い洗顔やスクラブ、ピーリングの重ね使い
施術後すぐにゴシゴシ洗ったり、角質ケアを追加で行うのはNG。
必要な皮脂や水分まで奪い、肌の回復を妨げてしまいます。
● 熱いお風呂・サウナ・過度な運動
血流が急激に上がることで赤みや炎症を引き起こすことがあります。
当日はぬるめのシャワー程度にとどめましょう。
● 新しいスキンケア・刺激のあるコスメの使用
成分が強い化粧品(レチノール、ビタミンC高配合、エタノール入り)などは肌トラブルの原因に。
慣れた低刺激のアイテムを使いましょう。
● メイクの厚塗りや長時間メイク
できれば施術当日はノーメイク、または石けんで落とせるミネラルコスメ程度が理想です。
NG行動を避けるだけでも、肌の回復力やピーリングの効果は大きく変わります。
「肌を触りたくなる」その感覚を、長く保つために。
ピーリング後におすすめのスキンケア・化粧品
施術後の肌はとても繊細。
肌の回復をサポートし、効果を高めるためには、“攻め”ではなく“守り”のスキンケアが基本です。
ここでは、ピーリング後に適したアイテム選びのポイントと、代表的なケア方法をご紹介します。
● 洗顔は「泡」でやさしく、低刺激処方を
アミノ酸系や石けん系など、弱酸性のやさしい洗顔料がおすすめ
ゴシゴシこすらず、泡をのせて転がすように洗い、ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。
● 保湿は“与える”より“守る”が大切
- 化粧水は**アルコールフリー・無香料・低刺激**のものを選びましょう
- セラミドやヒアルロン酸入りのバリア機能サポート系の保湿アイテムが◎
- 乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎ、しっとり肌をキープ
● 日焼け止めは「低刺激+高保護力」タイプを
紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)のPA++以上/SPF30以上を目安に
外出時は日傘や帽子も併用して「物理的なガード」も取り入れるのが理想
● できれば避けたい成分・アイテム
レチノール/高濃度ビタミンC/ピーリング剤入り化粧品/スクラブなどは数日間お休み
肌を“育てる”時期には、攻めすぎず整えることが何より大切です。
ミルクピーリング後のスキンケアは、「いつもより少しやさしく」が合言葉。
肌の声に耳を傾けながら、シンプルで丁寧なケアを心がけてみてください。
スキンケアに加えておすすめの+αケア
ミルクピーリングの効果をさらに高めたい方へ。
日々のスキンケアに“もうひと手間”を加えることで、回復を早めながら、美肌の質を底上げすることができます。
ここでは、ピーリング後の肌にやさしく、かつ相性のよい「+αのケア」をご紹介します。
● イオン導入(ビタミンCやトラネキサム酸など)
ピーリングで角質が整ったあとは、美容成分がより入りやすい状態に。
イオン導入は、微弱な電流を用いて有効成分を肌の奥まで届ける治療法です。
- 赤みが出にくく、痛みもほぼゼロ
- シミ・くすみ・毛穴などの改善が期待できる
- ミルクピーリング直後に組み合わせて行うクリニックも多い
「与えるケア」と「整えるケア」を同時に行うことで、より安定した効果を得られます。
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### ● 鎮静系パック・クリームで肌をクールダウン
アロエやツボクサ(CICA)成分入りの**鎮静マスクやジェル**は、炎症予防や赤みの軽減に◎
特に赤みやほてりを感じる方にはおすすめです。
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### ● 水分摂取・質の良い睡眠も“美肌ケアの一部”
体の内側からの回復も、肌に大きく影響します。
* こまめな水分補給(常温の水やハーブティー)
* 睡眠は6時間以上、夜10時〜2時の間にしっかり休むのが理想
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> “外からのケア”に加えて、“中から整えるケア”も取り入れることで、
> ミルクピーリングの仕上がりに差がつきます。