より効果的なシワ改善のために|注入治療と組み合わせの考え方

シワの治療というと「ヒアルロン酸で埋める」「ボトックスで筋肉を緩める」といった単独の方法を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
確かにこれらは効果的な治療ですが、実際のシワは 筋肉の動き・皮膚の弾力低下・ボリュームロス など複数の要因が重なってできています。ひとつの方法だけでは十分な改善が得られず、「不自然な仕上がり」や「すぐに元に戻ってしまう」というケースも少なくありません。

そこで注目されているのが、注入治療を中心とした複合的なアプローチです。
ボトックスで表情筋の動きを和らげつつ、ヒアルロン酸やコラーゲン注射で溝を自然に埋める。さらにHIFUや再生医療を組み合わせることで、肌の奥からハリを取り戻す――。
こうした複合治療は、単独治療では難しかった「自然さ」と「効果の持続」を両立できる大きな魅力があります。

ここでは、より効果的にシワを改善するための注入治療の組み合わせ方について、代表的なパターンとその特徴をご紹介します。

なぜ複合治療が必要なのか?

シワは単純に「皮膚がたるんだからできる」わけではありません。
実際には、いくつもの要因が重なり合って深く刻まれていきます。

まず大きな要素は、筋肉の動き(動的シワ)です。笑ったとき、怒ったときなど表情筋が収縮することで皮膚に折れ目がつき、繰り返されるうちにその線が定着していきます。

次に、皮膚や真皮の衰え(静的シワ)です。線維芽細胞の働きが衰え、コラーゲンやエラスチンが減少すると、肌は弾力を失い、折れ目を跳ね返せなくなります。さらに脂肪の下垂や骨格の変化も加わり、シワは一層深くなっていきます。

このようにシワは「筋肉 × 皮膚の弾力低下 × ボリュームロス」の複合的な原因で生じるため、一つの治療だけでは片方の原因にしかアプローチできないのです。
たとえば、ボトックスだけでは動的シワは改善できますが、すでに刻まれた深い溝は残ります。逆にヒアルロン酸だけでは、シワを作る筋肉の動きまでは抑えられません。

だからこそ重要なのが、複合治療によるトータルアプローチです。
筋肉の動きを和らげ、皮膚の溝を埋め、さらに肌の再生力を高める――。
複数の治療を組み合わせることで、自然で持続的なシワ改善が可能になるのです。

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