「切らないリフトアップ」として人気のハイフ(HIFU)ですが、「副作用はある?」「効果がなかったらどうしよう」と不安に思う方も少なくありません。
確かにダウンタイムが少なく気軽に受けられる反面、施術方法や出力設定を誤ると、肌トラブルや効果の不満など、”失敗した”と感じるケースもあるのが現実です。
ここでは、実際に報告されている副作用や失敗例をわかりやすく紹介しながら、後悔しないために知っておくべきポイントを詳しく解説します。ハイフに不安を感じている方こそ、ぜひご一読ください。
ハイフで起こり得る副作用とは?
赤みやむくみ
施術直後に見られる代表的な反応です。特に皮膚が敏感な方や乾燥肌の方は、赤みが強く出たり、むくみが長引いたりすることがあります。通常は1〜3日でおさまりますが、まれに1週間程度続くケースもあります。
神経刺激によるしびれ・痛み
ハイフはSMAS層(表在性筋膜)という深い部分までエネルギーを届けるため、誤った深さで照射した場合、神経を刺激し一時的なしびれや違和感が出ることがあります。多くは一時的なもので、数日〜数週間で自然に回復します。
やけど・皮膚の凹凸・色素沈着
高出力で照射しすぎた場合、熱ダメージにより表皮や真皮にやけどが起きたり、水疱、色素沈着が残ったりすることがあります。これは施術者の技術と機器管理の問題が大きく関係します。
乾燥やつっぱり感
ハイフ後の皮膚は一時的に水分量が減少し、乾燥やつっぱりを感じやすくなります。適切な保湿ケアが必要です。
実際にあった失敗例とその原因
出力設定ミスによるダメージ
未経験の施術者や安価なクリニックでの施術で、必要以上に高い出力を使用した結果、皮膚に炎症が起こったり、やけどになったという報告があります。出力設定は機器ごとに最適値が異なり、経験と判断力が求められます。
効果がまったく感じられなかったケース
過度に弱い出力設定や、照射位置が浅すぎることでターゲット層に届かず、効果がまったく出なかったというケースもあります。特に激安キャンペーンなどで使用される古い機器や非医療機関での施術に注意が必要です。
頬がコケてしまった事例
脂肪が多い部位に繰り返し照射したことで、脂肪組織が減りすぎてしまい、頬がこけて老けた印象になったという例も。ハイフは脂肪溶解の効果もあるため、部位選定が重要です。
フェイスラインの左右差が強調された
照射ムラや片側だけ強めに施術されたことで、顔の左右のバランスが崩れ、かえってたるみが目立ってしまったというケースも。リフトアップ目的での照射には、対称性への配慮が不可欠です。
失敗を防ぐには?クリニック選びのポイント
医師の診察があるか
カウンセリング時に医師の診察を受けられるかは非常に重要です。医師が肌の状態や悩みに応じて治療法や照射の可否を判断してくれるかを確認しましょう。
機器の種類と認可状況をチェック
医療用ハイフ機器(例:ウルセラ、ウルトラフォーマーⅢ)は厚生労働省の認可やFDA承認を受けているものもあります。どの機器を使用しているかを聞き、性能や安全性を確認しましょう。
症例数や口コミも参考に
施術経験が豊富であれば、照射ポイントの調整も的確です。実際の症例写真や口コミ、レビューも信頼性を見極める材料になります。
価格に惑わされないこと
極端に安い施術はリスクが高まる傾向があります。機器の性能、施術者のスキル、アフターケア体制が整っているかを確認し、総合的に判断しましょう。
不安を感じたらどうする?相談先と対応法
施術前に納得できるまで質問を
副作用やリスクについて、カウンセリングでしっかり説明を受けましょう。「聞きにくいな」と思っても、納得するまで確認することが大切です。
万が一のトラブルには早めに医師へ相談
赤みが引かない、痛みが続く、左右差が気になるなど、違和感があればできるだけ早く医師に相談しましょう。時間が経つほど対応が難しくなることもあります。
セカンドオピニオンを検討する
他院での施術後に不安がある場合、他のクリニックに意見を求めることで冷静に判断できます。今後の対応方針の参考にもなります。
カスタマーサポートやアフターケア体制も確認
信頼できるクリニックでは、治療後の経過観察や相談窓口が整備されています。アフターフォローの充実度も事前にチェックしておきましょう。
知識と慎重な選択で、安心してハイフを受けよう
ハイフは切らずにリフトアップ効果を得られる魅力的な治療法ですが、決して“ノーリスク”ではありません。
副作用や失敗例もゼロではなく、それを防ぐためには施術者の技術、適切な機器、丁寧なカウンセリングが不可欠です。
価格だけで選ぶのではなく、「自分に合っているか」「きちんと説明してくれるか」「アフターケアがあるか」など、複数の観点から慎重にクリニックを選ぶことが、満足度と安全性を高める最大のポイント。
不安を減らし、安心して施術に臨むために、信頼できる情報と医療機関を味方にしましょう。