医療脱毛とサロン脱毛はどう違う?仕組みから料金までやさしく解説

永久脱毛

「自己処理をしてもすぐに生えてくるムダ毛、もう限界…」
そんな気持ちから脱毛を考える女性は少なくありません。いざ調べてみると、「医療脱毛」と「サロン脱毛」の2つの選択肢が目に入り、「結局どちらを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いはずです。

  • 医療脱毛は「効果が高い」と聞くけど、痛みや料金が気になる
  • サロン脱毛は「安くて通いやすい」と聞くけど、効果が本当にあるのか不安

口コミや体験談を調べれば調べるほど混乱してしまい、「失敗したくない」という気持ちが強くなりますよね。

ここでは、そんな悩みに寄り添いながら、医療脱毛とサロン脱毛の違いをわかりやすく解説します。効果や回数、痛み、安全性、料金の仕組みまで整理して紹介するので、自分に合った選び方がきっと見えてくるはずです。

医療脱毛とサロン脱毛の基本

医療脱毛とサロン脱毛の違いを端的に言うと、「効果が長期的一時的か」です。

  • 医療脱毛
    医療機関でしか扱えない専用レーザーを使用し、毛を生み出す組織に直接アプローチします。その結果、毛は長期的に生えにくくなり、“永久脱毛”に近い効果を期待できます。
  • サロン脱毛
    サロンで行う光脱毛は、毛に一時的に作用するだけの方法です。毛を細くしたり、しばらく目立たなくさせることはできますが、時間が経てば必ず毛は再び生えてきます
    実際には「回数を重ねればいつか毛がなくなる」と誤解して通い続ける人も少なくありません。しかし、サロン脱毛では毛を生み出す組織を破壊することはできないため、どれだけ回数を重ねても“永久脱毛”にはならないのです。

つまり、根本的に毛を減らして自己処理から解放されたい人には医療脱毛が唯一の選択肢である、という点を押さえておくことが大切です。

効果と回数の違い

医療脱毛の効果

医療脱毛は、医療機関でしか扱えないレーザーを用いて、毛を生やす組織そのものに直接アプローチします。だからこそ、一度効果が出た毛は長期間生えてこない状態を維持できるのが大きな魅力です。

ワキや脚のような太く濃い毛なら、5〜6回の施術で自己処理がほとんど不要になるケースも多く、VIOのように根が深くしぶとい毛でも6〜10回を目安にしっかり減らすことができます。顔や背中など産毛が中心の部位は8〜12回とやや時間はかかりますが、それでも回を重ねるごとに「毛が細く、薄くなってきた」と実感できます。

医療脱毛の良さは、単に毛が減るだけではありません。自己処理のストレスから解放されることが、日常生活に大きな変化をもたらします。毎日のシェービングに時間を取られることもなく、肌荒れや黒ずみの心配からも解放され、「何もしていないのに肌がきれいに見える」──そんな実感を持つ人が少なくありません。

サロン脱毛の効果

一方のサロン脱毛は、光を使って毛を一時的に弱らせる方法です。毛を細くしたり、生えるスピードを遅くする効果はありますが、毛を生み出す組織を破壊することはできません。つまり、どれだけ回数を重ねても時間が経てば必ず毛は再び生えてくるのです。

実際には「20回以上通えば最終的に毛がなくなる」と誤解している人もいますが、それは間違いです。サロン脱毛はあくまで一時的なケアであり、「永久脱毛」に近い効果は得られません。

医療脱毛とサロン脱毛の回数の差

医療脱毛なら5〜8回で自己処理がいらない状態に近づき、1年〜1年半ほどで卒業できるのが一般的です。サロン脱毛は10〜20回以上通っても毛は完全にはなくならず、2〜3年以上通い続けても自己処理から解放されることは難しいでしょう。

脱毛の効果を確実に実感できるのは、医療脱毛だけです。少ない回数で毛が減り、長期的に自己処理が不要になるからこそ、日常生活のストレスが大きく減ります。サロン脱毛は一時的に毛を目立たなくさせることはできますが、また生えてくる以上、「ずっと通い続けなければならない終わりのないケア」と言えます。本気で自己処理から解放されたいなら、医療脱毛を選ぶことが一番確実な方法です。

痛みの違い

医療脱毛の痛みと対策

医療脱毛は、毛を生やす組織にしっかり作用させるためのレーザーを使用するので、照射の瞬間に「パチッ」とした刺激や熱感を感じることがあります。特に毛が太く根の深いVIOやワキ、顔の鼻下などは痛みが強めに出やすい部位です。

ただし、ここで大きな安心材料となるのが医療機関ならではの痛み対策です。

  • * 麻酔クリームや麻酔テープの使用が可能
  • 照射と同時に強力な冷却を行える機器が導入されている
  • 出力や照射方法を一人ひとりの体質や部位に合わせて細かく調整できる

こうした工夫によって、痛みはしっかりコントロールすることができます。さらに、施術を重ねて毛が減っていけば自然と痛みも軽くなり、「最初が一番痛かった」と感じる人がほとんどです。

つまり医療脱毛は、効果の高いレーザーを使いながらも、安全に、無理のない範囲で続けられる環境が整っているのです。

サロン脱毛の痛みと効果

サロン脱毛は光の出力が弱いため、痛みは軽く「温かい光を当てられている感じ」と表現されることが多いです。痛みに敏感な人にとっては安心材料ですが、その反面、効果も穏やかで長期的な脱毛効果は得られません。

「痛みが少ないから安心」と思ってサロンを選んだものの、何十回通っても毛がまた生えてくることに不満を感じ、結局医療脱毛へ切り替える人も少なくありません。

医療脱毛はサロンよりも痛みを感じやすい場面はありますが、その分**確かな効果が得られる**のが最大のメリットです。そして、医療機関だからこそ使える麻酔や冷却、適切な出力調整で痛みを和らげながら進められるため、安心して継続できます。サロン脱毛は痛みが軽い代わりに、効果は一時的。「痛みを少し我慢しても、本当に毛をなくしたい」なら、医療脱毛が最も確実な選択肢と言えるでしょう。

安全性の違い

医療脱毛の安全性

医療脱毛は、医師の管理下で行われる医療行為です。
だからこそ、万が一肌トラブルが起きてもすぐに医師の診察を受けられ、炎症ややけどに対して薬の処方や適切な処置ができます。

また、施術前には肌質や体質、服薬歴の確認が行われ、リスクがある場合は照射を控える判断も可能。たとえば「光線過敏を起こす薬を飲んでいる」「アトピーが悪化している」などのケースでも、医療機関ならではの判断で安全を最優先できます。

さらに、使用するレーザー機器も厚生労働省やFDAなどの認可を受けたものが中心で、一定の安全基準を満たしています。

安心して長期的に任せられる環境が整っていることが、医療脱毛の大きな強みです。

サロン脱毛の安全性

一方のサロン脱毛は、医療行為ではなく「美容サービス」に分類されます。
もしも炎症ややけど、色素沈着などの肌トラブルが起きても、薬を処方したり医療的な処置をすることはできません。結果として、別の皮膚科を自分で探して受診することになり、追加の費用や手間がかかることもあります。

また、出力が弱いため肌への負担は小さいとされますが、スタッフの知識や経験に左右されやすく、必ずしもリスクゼロではありません。

安全性の面で大きな差があるのは明らかです。医療脱毛なら医師がすぐそばにいて、万が一のときも迅速に対応できる安心感があります。サロン脱毛は「その場での医学的対応ができない」という限界を理解しておく必要があります。

料金の違い

医療脱毛の料金

医療脱毛は、サロン脱毛に比べて1回あたりの料金は高く感じると思います。しかし、その分少ない回数で効果が出るため、総額で見ればむしろ合理的と言えます。

  • ワキ脱毛:数千円〜数万円(5回前後で完了)
  • VIO脱毛:6〜10回で15万〜25万円前後
  • 全身脱毛(顔・VIO除く):5〜8回で20万〜30万円前後
  • 全身+顔+VIO:25万〜40万円前後

「安くはない」と感じるかもしれませんが、自己処理がほぼ不要になるレベルまで確実に効果が出ることを考えると、将来的な自己処理にかかる時間やカミソリ・シェーバー代、肌荒れ対策のスキンケア費用まで含めて考えれば決して高くはありません。

サロン脱毛の料金

サロン脱毛は「1回あたりの料金が安い」ことが大きな魅力として打ち出されています。
しかし実際には、必要回数が医療脱毛の2〜3倍以上かかるため、トータルで見るとむしろ割高になることも多いのです。

  • ワキ脱毛:1回数百円〜数千円(ただし15回以上必要)
  • 全身脱毛:1回数万円〜、20回以上通ってようやく効果を感じることも

また、サロン脱毛は効果が一時的なため、数年後には毛が再び生えてきて、追加で通うことになりやすいのも現実です。結果的に「気づいたら医療脱毛より高くついた」という人も少なくありません。

契約方法によるリスク

料金を考えるうえで忘れてはいけないのが、前払いのリスクです。
サロンでもクリニックでも「コース契約でまとめて支払い」という形が多いですが、もし通っている施設が経営不振や閉院となれば、未消化分は返金されずに失う可能性があります。過去には大手エステで同じような問題が社会問題になったこともあります。
医療脱毛を選ぶ場合でも、信頼できるクリニックかどうか、返金制度があるかどうかを必ず確認することが大切です。

サロン脱毛は一見安く見えても、必要な回数や効果の持続性を考えると最終的には高くつくケースが多いのが現実です。
医療脱毛は初期費用こそ高めに感じますが、少ない回数で確実な効果を得られるため、長期的に見ればむしろ経済的で合理的な選択といえるでしょう。

脱毛に終わりをつくれるのは、医療脱毛だけ

サロン脱毛は一時的に毛を薄くしたり、生えるスピードを遅らせることはできます。けれど、どれだけ回数を重ねても時間が経てば毛は再び生えてきてしまい、「また自己処理」「また通い直し」という終わりのないサイクルに戻ってしまいます。

一方の医療脱毛は、毛を生み出す組織にしっかりアプローチできるため、少ない回数でも長期的な効果が続きます。つまり、「もう自己処理に悩まなくてもいい未来」を手に入れられるのは医療脱毛だけなのです。

脱毛に本当の意味で終わりをつくりたいなら、迷わず医療脱毛を選ぶこと。それが、時間もお金も無駄にしない、最も確実で安心できる方法です。

関連記事

目次