レーザー脱毛

永久脱毛

「剃っても剃っても、すぐに生えてくるムダ毛…」
そんな繰り返しにうんざりしている方は多いのではないでしょうか。カミソリで処理したのに翌日にはチクチク、肌荒れや埋没毛に悩まされることもあります。夏だけでなく、季節を問わず「人目が気になって肌を出せない」という声も少なくありません。

ムダ毛は清潔感や見た目の印象に直結するだけに、日々のストレスになりがちです。特にVIOや顔の産毛、男性の濃いヒゲなどは自己処理だけでは追いつかず、何年も同じ悩みを抱えてしまうこともあります。

そんな悩みを根本から解決できる方法のひとつが、医療レーザー脱毛(永久脱毛)です。医療機関でのみ使用できる高出力レーザーを使い、サロン脱毛や自己処理とは違うレベルで「確かな効果」と「長期的な減毛」が期待できます。

このページでは、医療レーザー脱毛の仕組みから回数の目安、料金、痛みの対策、リスクや注意点まで、初めての方にも分かりやすく解説します。安心して一歩を踏み出せるよう、正しい情報と判断材料をお届けします。

医療レーザー毛とは

医療レーザー脱毛は、クリニックでのみ扱える高出力レーザーを用いて、毛根や毛を生み出す組織に熱を加えることで長期的に毛を減らす治療です。「永久脱毛」という表現はよく使われますが、正しくは長期間の減毛を意味します。一生一本も毛が生えなくなるわけではなく、ホルモンバランスの変化などで新しく毛が生えてくることもあります。ただし、エステやサロン脱毛に比べると高い効果と持続力があるため、多くの人が選ぶ代表的な脱毛法です。

レーザーで脱毛できる仕組み

医療レーザー脱毛は、毛の黒い色素(メラニン)に反応するレーザー光を当て、その熱で毛根や毛をつくる組織にダメージを与える治療です。単に「毛を焼き切る」わけではなく、毛を生やす力そのものを弱めるのがポイントです。

成長期の毛に効く理由

毛には「成長期・退行期・休止期」というサイクル(毛周期)があり、その中でも**成長期の毛**にレーザーが一番よく効きます。成長期は毛根がしっかりと深部につながっているため、レーザーの熱が効果的に伝わります。
逆に、退行期や休止期の毛はターゲットになる組織が小さく、反応しにくいため、**複数回の照射を重ねて毛周期ごとに確実にアプローチする**必要があります。

熱破壊と蓄熱、2つのアプローチ

レーザーの照射方式には大きく分けて2つあります。

熱破壊式

高出力のレーザーを一瞬で照射し、毛根を直接破壊します。
→ 太く濃い毛に即効性が高い反面、痛みが強めになることがあります。

蓄熱式

弱めのエネルギーをじわじわとバルジ領域(毛の成長を指令する部分)にため込み、発毛力を抑えます。
→ 痛みが軽減されやすく、産毛や肌色の濃い方でも施術しやすい特徴があります。

どちらも「毛を減らす」というゴールは同じですが、毛質・肌質・部位によって使い分けることで安全性と効果が高まるのです。

肌質・毛質と相性

レーザーの仕組み上、「肌が明るい × 毛が濃い」ほど効きやすい傾向があります。

  • 色白で太い毛:最も効果が出やすい
  • 日焼け肌・色黒肌:熱が肌にも反応しやすいため、ヤグレーザーや蓄熱式など出力を工夫する必要あり
  • 産毛や薄い毛:レーザー光を吸収しにくいため、回数を重ねて徐々に効果を実感するケースが多い

つまり、どんな肌質・毛質にも万能な機器は存在せず、クリニックが持つレーザーの種類や照射設定が仕上がりを大きく左右します。

レーザーの種類と特徴

医療レーザー脱毛に使われる機器は1種類ではありません。肌質や毛質、部位によって相性が異なるため、クリニックではいくつかのレーザーが使い分けられています。
レーザーごとに「波長の長さ」が違い、それによって毛の反応のしやすさ・痛みの感じ方・肌への影響が変わります。つまり、どのレーザーが良い悪いではなく、自分の毛や肌に合ったレーザーを選ぶことが大切なのです。

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは「アレキサンドライト」という宝石の結晶を媒質にして発振されるレーザーで、755nmという比較的短い波長を持っています。
この波長は「メラニン(黒い色素)」に反応しやすいため、毛根に強く作用します。

仕組みイメージ:黒い毛にピンポイントで熱が集まりやすい
得意な毛質・部位:ワキや脚などの太くて濃い毛
注意点:肌のメラニンにも反応しやすいので、日焼け肌や色黒肌には向きにくい

つまり、アレキサンドライトレーザーは「毛が濃い人に特に効果的な、王道のレーザー」と言って良いでしょう。

* **特徴**:日本人の肌質と相性が良く、特に「太くて濃い毛」に高い効果を発揮。ワキやVIO、脚などで導入実績が多い。
* **メリット**:

* 効果の実感が早く出やすい
* 美肌効果(シミやくすみ改善)が期待できる機器もある
* **デメリット**:

* メラニンに強く反応するため、色黒肌や日焼け直後の肌にはリスクが高い
* 産毛や細い毛にはやや効果が弱い

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは「半導体(ダイオード)」を使って発振されるレーザーで、800〜810nm前後の波長を持っています。
この波長はメラニンへの反応がアレキよりは穏やかですが、その分肌への負担が少なく、幅広い毛質・肌質に対応できるのが特徴です。

仕組みイメージ:じわじわと毛の根元や毛を作る細胞に熱を加える
得意な毛質・部位:産毛や細い毛、色素が薄い毛にも対応しやすい

方式の違い:

熱破壊式 → 高出力で毛根を一気に破壊
蓄熱式(SHR方式) → 弱い熱を何度も当てて「毛を生やす指令」を出す細胞(バルジ領域)をじわじわ抑える

ダイオードレーザーは「痛みを抑えたい人、肌が弱い人、産毛や広い部位もまとめて脱毛したい人に向いたレーザー」です。
ランス型。蓄熱式を搭載している機器もあり、痛みが軽減されやすい。

* **特徴**:バランス型のレーザー。さまざまな毛質・肌質に対応できる汎用性が高い。特に最近は「蓄熱式(SHR方式)」を採用した機器も多く、肌への負担を抑えつつ脱毛できる。
* **メリット**:

* 痛みが比較的少なく、施術スピードが速い機器が多い
* 色黒肌や敏感肌にも使いやすい(機器による)
* 産毛や細い毛にもアプローチしやすい
* **デメリット**:

* 即効性はアレキサンドライトより穏やか(回数を重ねて効果を実感するイメージ)
ダイオードは\*\*「痛みをなるべく抑えたい」「肌が弱い」「産毛も気になる」女性に向いているレーザー\*\*です。

ヤグレーザー

ヤグレーザーは、「Nd\:YAG(ネオジム・ヤグ)」という人工結晶を使ったレーザーで、**1064nmという長い波長**を持っています。
この波長はメラニンへの反応は弱めですが、その分**皮膚の奥深くまで届く**のが大きな特徴です。

仕組みイメージ**:毛根が深い場所にある毛にまでしっかり熱が届く
* **得意な毛質・部位**:男性のヒゲ、VIOなどの深くてしぶとい毛
* **メリット**:
* 肌のメラニンに吸収されにくいため、色黒肌や日焼け肌でも使いやすい
* 深い毛にもアプローチできる
* **デメリット**:

* 照射が深い分、痛みは強めに感じやすい
* 細い毛や産毛への効果はアレキ・ダイオードに比べて弱い

つまり、ヤグレーザーは「**濃くて深い毛をしっかり減らしたい人、肌の色が濃い人向けのレーザー**」です。

3種類を比べると…

アレキサンドライト**:短い波長 → 毛の黒に強く反応(太毛向け)
ダイオード**:中間の波長 → バランス型(幅広い毛質・肌質に対応)
ヤグ**:長い波長 → 深部まで届く(濃い毛・色黒肌向け)

回数と期間の目安

医療レーザー脱毛は、1回で全ての毛がなくなるわけではありません。これは、毛が生えるサイクル(毛周期)が大きく関係しています。毛は常に「成長期 → 退行期 → 休止期」を繰り返しており、全体のうち**成長期の毛は2〜3割ほどしか存在していない**といわれています。

レーザーが最も効果を発揮するのは、この**成長期の毛**。毛根がしっかり皮膚の奥深くにあり、レーザーの熱が効率よく伝わるためです。しかし退行期や休止期の毛はターゲットになる組織が小さく、レーザーを当てても十分にダメージを与えられません。

そのため、1回の照射では全体の一部しか処理できず、**複数回に分けて毛周期ごとの成長期を狙い撃ちする**必要があります。これが「脱毛は何度も通わないといけない」と言われる理由です。

部位ごとの回数目安

部位によって毛の性質や周期が違うため、必要な回数にも差があります。

ワキ

毛が濃く成長期の毛も多いため、効果を実感しやすい部位。
 **5〜8回程度**で自己処理がほとんど不要になるケースが多いです。

VIO

 毛が太く根が深いのでしぶとい。さらに痛みが強く出やすいため出力調整が必要です。
 **6〜10回程度**が目安。部分的に毛量を減らす「デザイン脱毛」にする方も多いです。

全身(腕・脚・背中など)

 部位によって毛周期が異なるため、まんべんなく効果を出すには**5〜8回程度**。
 ただし背中やうなじなど産毛が多い部位は、もう少し回数がかかることもあります。

 顔の毛は細く色素が薄いためレーザーが反応しにくく、**8〜12回以上**が必要になることも。
 特に男性のヒゲは毛根が深く再生力が強いため、回数を重ねながら少しずつ薄くしていくイメージです。

期間の目安と通うペース

毛周期に合わせてレーザーを当てる必要があるため、施術の間隔も重要です。

* **ワキ・腕・脚など** → 6〜8週間に1回
* **顔やヒゲ** → 毛周期が早いため3〜6週間に1回
* **背中・うなじなど産毛中心の部位** → 8〜10週間に1回

つまり「2〜3ヶ月に1度の通院を、1年〜1年半ほど続ける」のが一般的な全体スケジュールになります。

### 回数を重ねるごとに変わる実感

初回〜2回目くらいは「毛が生えるスピードが遅くなった」「チクチク感が減った」といった変化を感じやすいです。3〜4回目以降になると「毛量が減って自己処理の回数が減った」と実感でき、5回以上を終えると「ほとんど自己処理がいらない」状態に近づいていきます。

ただし、産毛や色素が薄い毛は最後まで残りやすく、**完全にツルツルを目指すなら追加照射が必要**になることもあります。

* 1回で完了しないのは「毛周期」があるから
* 部位ごとに必要回数は違う(ワキ5〜8回、VIO6〜10回、顔8〜12回など)
* 通う間隔は6〜8週間が基本、全体で1年〜1年半が目安
* 回数を重ねるごとに「毛が減るスピード → 毛量 → 自己処理不要」へと実感が変わっていく

医療レーザー脱毛は1回で完了するものではありません。部位ごとの毛の太さや量によって、必要な回数が異なります。

* ワキ:5〜8回程度
* VIO:6〜10回程度
* 全身:5〜8回程度
* 顔(ヒゲ):8〜12回以上

施術の間隔は**6〜10週間おき**が一般的。顔やヒゲなどは毛周期が早いため、**3〜6週間間隔**で進めることもあります。

回数が増える原因

### 1) 通うタイミング(毛周期に合わせたペース管理)

医療レーザー脱毛で最も大切なのは、**毛周期に合わせて施術を受けること**です。毛は「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返していますが、レーザーがしっかり効くのは**成長期の毛**だけ。

* **間隔が短すぎる場合**
 まだ毛が成長期に入っていない毛を照射してしまい、効果が出にくくなります。
* **間隔が長すぎる場合**
 本来なら成長期に照射できた毛を逃してしまい、また次の周期を待つことになり、**全体の治療期間が延びる**原因に。
* **予約のキャンセルや先延ばし**
 リズムが崩れて「効率よく毛を減らすサイクル」から外れてしまいます。

👉 つまり「適切な間隔で通うこと」が脱毛の効率を決める最大のポイント。
同じ「5回コース」でも、**きちんと毛周期に合わせて通った人**と、**間隔がバラバラになった人**とでは、効果に大きな差が出るのです。

**部位別の理想ペース**

* 顔:3〜6週間ごと(毛の生え変わりが早い)
* ワキ・腕・脚:6〜8週間ごと
* 背中・うなじ:8〜10週間ごと(毛周期がゆっくり)

この「タイミングのズレ」を軽視すると、必要な回数が1〜2回増えることも珍しくありません。

## まとめ

* 「何回で終わりますか?」という質問に単純に答えられないのは、**毛周期に合わせて通うタイミングが最も大きな要因だから**。
* 予定を守らずに間隔がバラバラになると、毛を取り逃がしてしまい、**必要な回数が増える=お金も時間も余計にかかる**。
* 脱毛は「コース回数」よりも「通うタイミングの管理」が結果を左右する、と理解しておくことが大切です。

### 1) 毛の性質:太さ・色・密度・生えている“深さ”

* **太く濃い毛**はレーザーが反応しやすい一方、\*\*根が深い毛(VIO・ヒゲ様の毛)\*\*は熱が届くよう出力や波長を調整する必要があり、**回数が増えやすい**。
* **産毛や薄い毛**はメラニンが少ないため熱が乗りにくく、**回数を重ねて少しずつ**減らすイメージ。
* **毛量・密度が高い部位**は1回の変化は出やすいが、仕上げまでには**複数回**が必要。

**対策**:太毛は熱破壊式×アレキ/ダイオード、高深度毛はヤグ、産毛は蓄熱式やダイオードなど、**毛質に合う機器選択**が近道。

### 2) 肌の色調・日焼け状態

レーザーは黒(メラニン)に反応するため、**日焼け肌だと安全上出力を下げざるを得ない**=効率低下。セルフタンニング(塗る日焼け)も同様。

**対策**:施術前後は**日焼け回避**。もし焼けてしまったら、**ヤグや蓄熱式+慎重設定**に切替えつつ、計画を立て直す。

### 3) ホルモンの影響(体調・ライフイベント)

* **妊娠・授乳・更年期**、**低容量ピルの中断/切替**、**PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)**などで**新生毛が増えやすい**。
* 下腹部のうぶ毛や口周りなど、**ホルモン感受性が高い部位**は再発もしやすい。

**対策**:カウンセリングで**月経周期・内服薬・体調**を共有。PCOSなどは**婦人科と併行**で整えると回数のコントロールに役立つ。

### 4) 部位特性(顔・うなじ/背中・VIO)

* **顔(頬・フェイスライン)や上腕外側・背中**は産毛優位で**反応が穏やか**=回数が伸びやすい。
* **VIO**は毛が太く深く、かつ痛みで出力が上げにくい=**回数が必要**。

**対策**:顔・背中は**蓄熱式や長めのスパンで粘り強く**。VIOは**麻酔・冷却**を活用し、**十分な出力**を確保。

### 5) 機器・照射方式・設定(テクニック含む)

* **出力(フルエンス)・パルス幅・スポットサイズ**の設計が控えめだと、**安全だが効率は落ちる**。
* **熱破壊式**は即効性、**蓄熱式**は痛み軽減と産毛向きだが**実感がゆっくり**。
* **ショットの重ね方(オーバーラップ)や照射スピード**が不十分だと**打ち漏れ**が増える。

**対策**:クリニックは**機器の複数導入**と**プロトコルの可視化**、患者側は**痛み対策で出力確保**。
「打ち漏れ対応ルール」が明記されているかも確認ポイント。

### 7) 事前/事後ケア・自己処理の方法

* **毛抜き・ワックス**は毛を引き抜いてしまい、**レーザーのターゲット(黒い毛軸)が消える**=**効率ダウン**。
* 角質ケアの**AHA/BHA**や**レチノール/トレチノイン**、一部**光線過敏薬(抗菌薬/漢方/セントジョーンズワート等)**は**刺激・感受性↑**で**出力を下げざるを得ない**ことも。

**対策**:施術前は**カミソリ/電気シェーバー**に限定。角質ケア・感作薬は**医師指示に従い休薬/中止**。
術後は**保湿・摩擦回避・UV対策**を徹底。

### 8) 痛み耐性・体質・年齢・遺伝

痛みで体が逃げると**出力を上げられない/照射精度が落ちる**。また、**体質・遺伝**で新生毛が出やすい人も。

**対策**:**麻酔クリーム・冷却**を遠慮なく。体調が良い時間帯に予約するのも有効。

### 9) 硬毛化・増毛化(まれに起こる例)

顔・上腕外側・背中などで**刺激により毛が太く/増える**ことがあり、**追加回数や機器変更**が必要に。

**対策**:**機器の切替(例:蓄熱⇔熱破壊、波長変更)**や**設定再設計**。早めの相談がカギ。

## 回数を減らすための“セルフ対策”チェックリスト

* [ ] 施術前後は**日焼けを避ける**(セルフタンニングもNG)
* [ ] **毛抜き・ワックス**はやめて**シェーバー**に統一
* [ ] **間隔を守る**(顔3〜6週/体6〜10週の目安)
* [ ] **服薬・スキンケア**は必ず申告(レチノール等は指示に従い中止)
* [ ] **保湿とUV対策**で炎症・色素沈着を予防
* [ ] \*\*痛み対策(麻酔・冷却)\*\*を遠慮なく依頼=十分な出力を確保
* [ ] 相談先は**複数機器を持つクリニック**(部位ごとに使い分け可能)

## 同じ「5回」でも差が出る理由(読者の納得ポイント)

* **機器/設定の最適化**(波長・方式・出力)
* **照射技術**(オーバーラップ・角度・スピード)
* **スケジュール遵守**(毛周期に合うリズム)
* **個々の毛質/ホルモン状態**
→ だからこそ、**最初のカウンセリングで設計図を作る**ことが重要です。

痛みとその対策

「医療脱毛=痛い」というイメージを持つ人も多いですが、クリニックでは以下のような工夫で痛みを軽減できます。

痛みと対策

### なぜ医療レーザー脱毛は痛いのか

医療レーザー脱毛の痛みは、レーザーの熱が**毛の黒い色素(メラニン)に集中して反応する**ときに生じます。熱が毛根や毛を生み出す細胞に伝わるときに「チクッ」「パチッ」とした刺激として感じるのです。
特に**毛が太い・濃い部位**はメラニン量が多く熱が強く発生するため、痛みも増します。

* 太い毛(VIO、ヒゲなど) → 痛みが強い
* 濃い毛が密集している部位(ワキ) → 中等度〜強め
* 細い毛(腕、脚の産毛) → 比較的軽い

### 部位ごとの痛みの目安

* **VIO**:もっとも痛みが強い部位。粘膜に近く毛が太く密集しているため「ゴムで弾かれるような強い刺激」と表現されることが多いです。
* **顔(特に鼻下やアゴ)**:皮膚が薄く神経が多いため、チクチクした痛みを感じやすい部位。
* **ワキ**:毛が太く密集。痛みは強めですが範囲が狭いので我慢できる人も多いです。
* **腕・脚**:毛はしっかりしていますが、皮膚が厚いため比較的耐えやすい。
* **背中・うなじ**:産毛が多いので痛みは少なめ。

👉 痛みの強さは **毛の太さ・毛量・肌の薄さ・部位の神経分布** によって決まる、と理解しておくと安心です。

### 痛みを軽減する対策

#### 1. 麻酔の利用(医療機関ならでは)

* **麻酔クリーム**:表面麻酔を塗って皮膚の感覚を鈍らせる。特にVIOや顔に有効。
* **麻酔テープ**:狭い範囲(鼻下やワキなど)に効果的。
👉 サロンでは使えない方法。医療脱毛ならではの安心材料です。

#### 2. 冷却

* **冷風や冷却ジェル、冷却装置付きハンドピース**で、照射部位を瞬時に冷やして痛みをやわらげます。
* クールダウンは同時に**やけどリスクの軽減**にもつながります。

#### 3. 出力や照射モードの調整

* 機器によっては「痛みを抑えるモード(蓄熱式)」や「パルス幅を長くして熱を分散」する調整が可能。
* 毛質や肌質に合わせて、医師や看護師が設定を変えることで快適さを優先できます。

#### 4. 体調管理

* **睡眠不足や疲労時は痛みを感じやすい**ため、施術前日はしっかり休むことが大切。
* 生理前後はホルモンの影響で痛みに敏感になることもあるので、可能なら避けて予約するのも方法です。

### 自分でできる工夫

* **前日のシェービングを丁寧に行う**:剃り残しがあるとレーザーが毛表面に反応して痛みやすくなります。
* **カフェインやアルコールは控える**:血流や神経の感受性に影響し、痛みを強めることがあります。
* **保湿ケアを続ける**:乾燥肌は刺激を感じやすいので、日頃から潤いを保っておくと痛み軽減につながります。

### 痛みは回数を重ねると軽くなる

初回や2回目は毛量が多くレーザーの反応が強いため痛みを感じやすいですが、**毛が減っていくにつれて痛みも和らいでいきます**。
つまり「最初が一番痛い」と思っておくと安心です。

## まとめ

* 医療レーザー脱毛の痛みは「毛の黒さと密度」に比例する
* 痛みが強いのはVIO・顔・ワキ。腕や背中は比較的軽め
* 麻酔・冷却・出力調整・体調管理で痛みは十分コントロール可能
* 回数を重ねると毛量が減り、痛みは自然と軽くなる

料金の相場と確認ポイント

料金は部位や回数で幅がありますが、おおよその相場は以下の通りです。

* ワキ:数千円〜1万円程度/回
* VIO:1.5〜3万円程度/回
* 全身:15〜30万円(5回前後のセット料金)
* ヒゲ:1〜2万円/回(回数が多いため総額は調整が必要)

確認すべきは**総額のわかりやすさ**と**追加料金の有無**です。シェービング代、麻酔代、薬代、打ち漏れ再照射の扱いなどを事前に確認しておきましょう。

なるほど!👌
とても大事な視点です。「安さに惹かれてコース契約したら、途中でクリニックが潰れてしまって泣き寝入り…」というのは、実際に過去に大手エステで社会問題になったこともありますよね。医療脱毛のページでも触れておくと、読者の信頼感が一気に増すと思います。

では、先ほどの「コース料金と都度払い」のパートに、リスク注意喚起を組み込んだバージョンを提案します。

### コース料金と都度払い(リスクも含めて)

* **コース契約(5回セットなど)**
脱毛は1回で完了しないため、多くのクリニックでは「5回」「8回」といったコース契約が基本です。コースにすると1回あたりの単価は安くなります。

ただし注意したいのが、**前払い方式のリスク**です。もし契約途中でクリニックが経営不振や閉院になってしまった場合、**残りの回数分が返金されずに消えてしまうリスク**があります。過去には大手エステでも同じようなトラブルが起き、社会問題になったことがあります。

→ コース契約をする場合は、

* **信頼できるクリニックかどうか**
* **返金保証があるか**
* **有効期限や途中解約のルール**
を必ず確認しておきましょう。

* **都度払い**
1回ごとの支払いでリスクが少なく、気軽に始められます。ただし、回数を重ねるとコースより割高になる場合があります。

👉 「安さだけでコース契約」ではなく、**安心して最後まで通えるクリニックかどうか**を見極めることが大切です。

リスクと副作用

どんな治療にもリスクはあります。レーザー脱毛で想定されるのは以下です。

* 赤みやヒリつき(数時間〜数日で改善することが多い)
* 毛嚢炎(毛穴の炎症)
* やけどや色素沈着(まれだが注意が必要)
* 硬毛化・増毛化(特に顔や上腕外側で起こることがある)

施術後は**保湿・日焼け対策・摩擦を避けるケア**が欠かせません。

施術の流れ

1. カウンセリング(肌質・毛質・体調の確認)
2. 必要に応じてテスト照射
3. シェービング確認後に照射
4. クーリングと軟膏処置
5. 術後の注意点説明(保湿・紫外線対策など)

## 医療レーザー脱毛の施術の流れ

### 1. カウンセリング・診察

最初に行うのがカウンセリングです。

* 医師や看護師が**肌質・毛質・体調・服薬歴**を確認
* どの部位を優先したいか、どんな仕上がりを希望するかを相談
* 脱毛の仕組み・リスク・料金プラン・通う回数の目安について説明
* 不安や疑問を直接質問できる場でもあります

👉 この段階で「妊娠中・授乳中」「光線過敏症」「皮膚炎がある」などは**施術を控える判断**になる場合もあります。

### 2. 施術前の準備

* **シェービング**:基本的に前日〜当日に自分で剃毛をしておきます。背中やうなじなど手の届かない部分はクリニックで対応してもらえる場合もあります。
* **写真撮影やマーキング**:施術前に肌の状態を記録したり、照射部位をマークすることもあります。
* **麻酔や冷却ジェルの使用**:痛みが予想される部位(VIO・顔など)には麻酔クリームを塗布することが可能です。

### 3. 照射

* レーザー機器のハンドピースを肌に当て、**1ショットごとに照射+冷却**を繰り返します。
* 部位や毛質に合わせて出力・照射モードを調整。
* 照射時間は部位によって異なり、

* ワキ:約5〜10分
* VIO:約20〜30分
* 全身:約1.5〜3時間

👉 照射中は「輪ゴムではじかれるようなパチッとした痛み」「じんわり熱い感じ」がありますが、回数を重ねるごとに痛みは減少していきます。

### 4. クールダウン・アフターケア

* 照射後は**赤み・ほてり**が出ることがあるため、冷却パッドや冷風でしっかり冷やします。
* 必要に応じて**抗炎症の軟膏**を塗布。
* 施術後の注意点(紫外線対策・保湿・摩擦回避・当日の入浴制限など)が説明されます。

### 5. 次回予約

* 部位ごとの毛周期に合わせて、次回の予約を取ります。
* 顔は3〜6週間後、ワキや脚は6〜8週間後、背中などは8〜10週間後が目安。

## 施術の流れまとめ

1. カウンセリング・診察 → 自分の毛質や体質に合わせたプランを作成
2. 施術前準備 → 剃毛・麻酔・マーキング
3. 照射 → 痛みを調整しながら丁寧にレーザーを当てる
4. クールダウン・軟膏処置 → 炎症を防ぎ、肌を落ち着かせる
5. 次回予約 → 毛周期に合わせて計画的に通う

👉 「何をされるのかがわからない」ことが不安の大きな原因。流れを理解しておけば、安心して一歩を踏み出しやすくなります。

サロン脱毛との違い

エステや脱毛サロンでも脱毛は行われていますが、使用できるのは\*\*光脱毛(IPLなど)\*\*と呼ばれる低出力の機器です。
医療レーザーとの大きな違いは次のとおりです。

* 効果:医療脱毛は少ない回数で効果が出やすい
* 安全性:医師や看護師が施術し、トラブルが起きても薬の処方など対応が可能
* 価格:サロンは安価で通いやすい一方、回数が増えやすい

「早く確実に」「安全性を重視して」脱毛したいなら医療レーザー脱毛が適しています。

クリニック選びのポイント

医療レーザー脱毛を受けるなら、次の点をチェックしておきましょう。

1. 複数種類の機器を揃えているか
2. 麻酔や痛み対策があるか
3. トラブル発生時の対応(薬の処方、再診費用など)
4. 打ち漏れ再照射の有無と条件
5. 予約の取りやすさと有効期限
6. 総額がわかりやすい料金表示か
7. 実際の症例や口コミが確認できるか

## クリニック選びの注意点

医療レーザー脱毛はどのクリニックでも同じ、というわけではありません。料金や機器の種類だけでなく、**安全に最後まで通える環境かどうか**を見極めることがとても重要です。

### 1. 経営の安定性・信頼性

脱毛は数ヶ月〜1年以上通うもの。途中でクリニックが閉院してしまうと、**前払いしたコース料金が戻らない**リスクがあります。過去には大手エステで同様のトラブルが社会問題になった例も。

* 法人としての運営歴が長いか
* 複数店舗を展開しているか
* 返金保証制度が明記されているか
を必ず確認しておきましょう。

### 2. 料金の透明性

* コース料金だけでなく「麻酔代」「シェービング代」「薬代」「キャンセル料」などの追加費用が明確かどうか
* 返金や途中解約のルールが分かりやすく書かれているか

👉 不明点があれば、契約前に必ず質問して「口頭ではなく書面」で確認を。

### 3. 機器の種類と選択肢

* アレキサンドライト/ダイオード/ヤグなど複数のレーザーを揃えているか
* 蓄熱式・熱破壊式を部位や肌質に合わせて使い分けられるか
→ 選択肢が多いほど、自分の毛質や肌に合わせた最適な施術が受けられます。

### 4. 痛みへの対応

* 麻酔の有無(費用込みか追加か)
* 冷却機能や照射モードの調整ができるか
* カウンセリング時に「痛みが不安」と伝えたときの対応

### 5. トラブル時の対応力

レーザー脱毛は医療行為だからこそ、肌トラブルが起きたときの対応が大切です。

* 医師が常駐しているか
* 薬の処方がスムーズに受けられるか
* 再診料や薬代が無料か有料か

### 6. 予約の取りやすさ

* 直近の予約が取れるか
* キャンセルポリシーが厳しすぎないか
* コース有効期限内に計画通り通えるか

## まとめ

* **料金の安さだけ**で決めると、コース途中でクリニックが潰れて泣き寝入りするリスクも。
* 経営の安定性や返金ルールの有無をチェックして、**安心して通い続けられる環境**を選ぶことが大切。
* さらに「料金の透明性」「機器の種類」「痛み対策」「トラブル対応力」「予約運用」を総合的に見て、信頼できるクリニックを選びましょう。

まとめ

医療レーザー脱毛は、\*\*少ない回数で効果的に毛を減らせる唯一の“医療行為”\*\*です。仕組みや回数、料金、リスクを理解しておけば、自分に合った方法で安全に脱毛を進められます。
一歩踏み出して「確かな効果」を求めるなら、信頼できるクリニックでの医療レーザー脱毛がおすすめです。

よくあるご質問

Q&A

何回でツルツルになりますか?
毛質や部位によりますが、5〜8回で大幅な減毛、さらに追加で回数を重ねることで満足度が高まります。
痛みはどれくらいですか?
部位によりますが、VIOやヒゲは痛みが強め。冷却や麻酔でコントロール可能です。
日焼けしていても受けられますか?
日焼け直後はNG。落ち着いてから機器や出力を調整して受けられることがあります。
未成年でもできますか?
親権者の同意書が必要です。クリニックによっては同席を求める場合もあります。

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