埋没法が取れる原因とその対処法|長持ちさせるコツも紹介!

「せっかく二重にしたのに、ラインが薄くなってきた…」「気づいたら片目だけ元に戻ってる?」
埋没法を受けた方の中には、こうした“ラインが取れてしまう”トラブルに悩む人も少なくありません。メスを使わず糸で二重をつくる埋没法は、まぶたの状態や生活習慣によってはどうしてもラインが取れやすくなるケースがあります。

ここでは、埋没法が取れる主な原因とその対処法、さらにできるだけ長持ちさせるためのポイントをわかりやすく解説します。これから施術を受ける方も、すでに受けた方も、ぜひ参考にしてください。

### 1. 埋没法は“取れる”ことがある

埋没法は、まぶたに医療用の糸を通して二重を作る「切らない整形」ですが、構造上どうしても取れてしまうリスクがあります。すべての人に当てはまるわけではありませんが、「数ヶ月で取れた」「知らないうちに片目だけ戻っていた」というケースは珍しくありません。

埋没法の最大のメリットは“元に戻せる”という点ですが、逆に言えば“戻りやすい”という側面もあるのです。

### 2. 埋没法が取れる主な原因

#### ① まぶたが厚い・脂肪が多い

まぶたの皮膚が厚かったり、脂肪が多い場合、糸の力だけでは折れ目が定着しにくく、自然と二重ラインが薄れていくことがあります。

#### ② 糸のかけ方や固定点数が少ない

1点留めや2点留めなど、固定点が少ない術式では、まぶたの動きに耐えきれずに糸が緩んでしまうことがあります。また、技術的に不十分な場合も「すぐ取れた」と感じやすくなります。

#### ③ 強く目をこする・うつ伏せ寝が多い

埋没法で固定された糸は繊細なため、強く目をこするクセがある人や、うつ伏せ寝が多い人は取れやすくなる傾向があります。

#### ④ 術後すぐの無理な生活

術後すぐに激しい運動をしたり、目を酷使する行為(長時間のスマホ・コンタクトの着脱など)を繰り返すと、糸が安定する前に負荷がかかり、取れやすくなります。

#### ⑤ 体質・まぶたの変化

加齢や体重変化によってまぶたの皮膚にゆるみが出ると、それまでの二重が薄れてしまうことも。特に片目だけ取れたように見える場合は、左右の加齢スピードの違いが影響していることもあります。

### 3. 埋没法が取れたときの対処法

#### ① 放置しても問題ない?

二重が取れたからといって、健康上の問題が出るわけではありません。ただ、見た目に左右差が出ることでストレスを感じる人が多く、気になる場合は早めの対処をおすすめします。

#### ② 再施術を受ける

もっとも一般的な対応が「再埋没」です。保証制度がある場合は、無料または割引価格で再施術できることがあります。前回よりも糸の点数を増やす、挙筋法に変更するなどの工夫で、より取れにくい方法に改善できる可能性があります。

#### ③ 切開法への切り替え

「何度も取れてしまう」「まぶたが厚くて埋没が合わない」と判断された場合は、切開法への切り替えが提案されることもあります。これは半永久的な二重が得られる反面、ダウンタイムが長くなるため慎重な判断が必要です。

### 4. 埋没法を長持ちさせるためのコツ

* **目をこするクセをやめる**
 何気ない動作でも糸には負担がかかります。

* **うつ伏せ寝・横向き寝を避ける**
 特に術後1ヶ月間は注意。仰向けを意識しましょう。

* **アイメイク・クレンジングを丁寧に**
 アイシャドウやアイラインをゴシゴシ落とすのはNG。まぶたに優しいクレンジングを使いましょう。

* **定着するまで無理な生活を避ける**
 術後1週間程度は目を酷使しない、血流が急激に上がる行動(激しい運動や長風呂)も控えましょう。

### まとめ|埋没法は“取れるもの”と理解した上で対策を

埋没法は、構造上どうしても「取れる可能性がある」施術です。しかし、原因を知り、正しく対処すれば長くきれいな状態を保つことも可能です。

「取れた=失敗」ではなく、「自分のまぶたに合った方法へステップアップするきっかけ」と捉えれば、前向きに改善もできるはず。不安なときは、遠慮せず医師に相談しましょう–

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