埋没法というのは、糸で垂れ下がってしまう皮膚を固定することによって、理想の二重まぶたを簡単に作り出す方法です。糸で止めるだけなので、大きな腫れや傷跡の心配がなく誰でも手軽に、メイク感覚で理想の二重まぶたに変わることができます。
どうして二重瞼にできるの?
目を開ける時の動作というのは、瞼を持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)が収縮することで、瞼の中にある瞼板が持ち上げられるのですが、その際、一重まぶたの場合、瞼板だけが持ち上げられ瞼の皮膚は垂れ下がってしまいます。
しかし、二重まぶたの場合、瞼板が持ち上げられるのと同時に皮膚も引き上げられるため黒目の露出が増え、大きな目元として表現することができるのです。
埋没法は、糸を使って瞼板と皮膚とを結び付ける治療です。瞼板と皮膚が糸で癒着させれているので、瞼板が持ち上げられても、瞼の皮膚は垂れ下がることなく、黒目の露出が増え、大きな目元を作り出してくれます。
埋没法の実際
埋没法の手術についてご説明します。
- デザイン
- 麻酔
- 皮膚の切開
- 瞼の裏側に麻酔
- 糸を通す
- ラインを確認
- 糸を結んで結び目を皮下に収納
術後の状態
埋没法の術後の状態ですが、固定する糸の本数で大きく違ってきます。一般的には4点固定、2ループという術式が多く、この方法は、大きな腫れなどを伴うことがありません。ここでは標準的な術式、4点固定(2ループ)の埋没法の術後についてご案内します。
術直後
基本的には大きな腫れはありません。二重まぶたの幅はほぼ仕上がりに近いのですが、皮膚の馴染みが悪く予定の幅よりも少し廣の状態と考えておいた方が良いでしょう。痛みはありませんが、糸を通した部分に傷が残っている状態です。
手術翌日
実は手術直後よりも翌日に腫れ、むくみが生じやすいものです。個人差はありますが、泣いた後の翌日のように腫れぼったい目元になってしまうことがあります。
2〜3日後
腫れはほとんどありませんが、手術によって新しい位置に皮膚の折り返しができるので、皮膚はまだ馴染んでおらず、若干ですが瞼に厚みが残っていることがあります。これは時間の問題です。気にせず待ちましょう。
1週間後
埋没法を受けて1週間を過ぎる頃には、皮膚の折り返しもなじんできて、仕上がりの状態です。術直後よりも若干、二重まぶたの幅は狭くなります。
埋没法の費用
Medical Bills
埋没法の料金相場:10万円前後
二重瞼の整形『埋没法』の質問集
Q&A
埋没法を受けたいけどやっぱり怖い。おかしくなるのは嫌だし、料金も高いのか安いのか解らない。ここでは埋没法を考えているすべての方に埋没法を安心して受けていただけるようさまざまな疑問にQ&A形式でお答えします。
- ラインが取れるってどうしてですか?
- 埋没法の一番の問題が、ライン消失です。ラインというのは埋没法で新たに作った二重まぶたのことを言います。埋没法の場合、糸で止めているだけなので取れてしまうリスク、可能性があるということは知っておきましょう。
- 傷跡が残らないって本当なの?
- その通りです。傷はほとんどのケースで残ることはありません。注射などで皮膚に傷をつけても傷は残りません。それと同じで埋没法程度の傷であればほとんどのケースで残る心配は無いんです。
ただし、糸の締め付けが強かったり、結び目をしっかりと処理しなかった場合などは、傷部分に凹みや膨らみが出てしまうことがあります。
その場合、基本的には再び埋没法でかけ直すことで解消させることが可能です。
- 埋没法でかかる費用の総額を教えて下さい。
-
埋没法を受ける場合の費用の総額ですが、手術費用、カウンセリング、検査費用、オプションで麻酔を受ける場合は、麻酔費用が加算されます。
- 初診費用0〜5,000円
- 検査費用5,000〜10,000円
- 手術費用60,000〜120,000円
- オプション費用5,000〜30,000円
埋没法の手術費用の相場価格というのは100,000円前後と考えて良いでしょう。通常は12万円もかからず良質な埋没法を受けることができるんです。
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