二の腕の脂肪吸引
二の腕の脂肪吸引の実際
二の腕の脂肪吸引の流れをご紹介します。
治療の方法
二の腕の脂肪吸引の内容・方法についてご紹介します。
脂肪を吸引するカニューレを挿入する吸引口を肘部分に１カ所作成します。
最初に局所麻酔の注射を打ち、次に皮膚を数ミリ切開します。そうして皮下脂肪の層までカニューレが挿入できるよう処理します。処理が終わったら吸引口にスキンプロテクターを設置し固定します。
皮下脂肪を吸い取りやすくするために脂肪層にチューメセント液という混合液を大量に注入します。脂肪を吸いやすい状態に整えます。
いよいよ脂肪吸引です。吸引カニューレを使って皮下脂肪を丁寧に吸引していきます。吸引時間は概ね30分程度です。吸引量は個人差はありますが100〜300ml程度吸引できるとより高い効果を実感できるでしょう。
希望している二の腕の太さ、形に整えたら脂肪吸引は完了です。その後、最初に注入したチューメセント液や血液を絞り出して、腫れや内出血を最小限に抑えるようにします。
吸引口に挿入しているスキンプロテクターを外して傷を縫合します。必要に応じて吸引口の皮膚をトリミングして傷跡が目立たないよう工夫します。
二の腕の脂肪吸引は術後の腫れを引き起こしやすいため術後の固定・圧迫は重要です。
固定の方法はクリニックによって違いますが、一般的には弾性包帯を巻いて、その上に二の腕全体を圧迫する下着を装着します。大きな圧迫は３、４日で除去し、その後は圧迫効果のある下着をしばらく装着します。
脂肪吸引の麻酔
二の腕の脂肪吸引の麻酔ですが、基本的な標準麻酔は局所麻酔です。しかし、痛みに対し敏感な方、不安な方は他の麻酔方法の併用をお勧めします。
–局所麻酔
標準的な麻酔です。二の腕の吸引範囲全体に麻酔薬（チューメセント混合液）を浸透させ、吸引時の痛みを取り除きます。笑気などの吸入麻酔があれば併用をお勧めします。そうすることでリラックスした状態で麻酔の痛み・不安を軽減することができます。
–吸入麻酔
リラックス麻酔とも呼ばれる吸入麻酔ですが、鼻もしくはお口から笑気ガスを吸入することで麻酔の注射の痛みを緩和することができます。
–静脈麻酔
静脈麻酔は眠らせた状態で治療する麻酔法です。注射で眠らせるだけですので比較的導入が簡単で、多くの美容外科で導入されている麻酔法です。
どうして二の腕を細くすることができるの？
二の腕の太さは、筋肉、皮下脂肪の量、厚さで現されます。二の腕の脂肪吸引は皮下脂肪を速やかに吸い取ることによって、これまでのボリュームから大幅に小さくすることができるんです。また、取り除いた皮下脂肪は再発することがないため確実な部分痩せ効果を実感することができます。
料金・費用の相場
二の腕の脂肪吸引の料金ですが、30〜50万円の範囲で受けることができる場合が多いです。
さまざまなご質問
二の腕の脂肪吸引に関するさまざまな疑問、質問にお答えします。腕を細くしたい、上半身を痩せさせたいという方にお勧めの二の腕の脂肪吸引です。手術に対し不安が大きいという方は是非参考にして下さい。
- 痛みが心配です。激しい痛みということはありませんか？
- 二の腕の脂肪吸引の痛みですが、手術中、手術後、２つで考える必要があります。
まず手術中の痛みですが、これは麻酔の注射を広範囲に注入するため強い痛みを感じる可能性はあるのですが、二の腕の場合、実際にそこまで激しい痛みを訴えられる方はいません。また、希望に応じ笑気などの吸入麻酔、リラックス麻酔を併用することで痛みを緩和することができます。痛みを感じるのは麻酔の注射の痛みだけ、麻酔が効いてしまえば痛みを感じることはありません。
次に術後の痛みですが、こちらは内服で十分抑えることができます。また、持続的な痛みではなく、基本は筋肉痛と同じです。そのため十分我慢できると思います。痛みは数日で解消します。 -
POINTクリニックで痛みは違うのか？
クリニックで術後の痛みは違うんじゃないのか？ そんな不安を抱く方もいるでしょう。術後の痛みというのはどれだけ皮下脂肪の組織にダメージを与えたかということで違います。そのため吸引量、吸引の範囲に比例するように痛みは強くなります。
クリニックによる痛みの差ですが、これは正直あると思います。術後の処方薬の種類、固定方法で痛みは違いますし、麻酔の痛みというのも、薬剤のレシピ、注入速度でも痛みの感じ方は違ってくると考えて良いでしょう。
- 二の腕の脂肪吸引は腕だけですか？ブラに乗ってしまう肉も気になるんですが。
- 二の腕の脂肪吸引は二の腕だけです。しかし、オプションにはなりますが脇肉部分の脂肪吸引にも対応しているクリニックは多いです。二の腕の脂肪吸引を受けるなら次いでに脇肉も細くしたい、あなたのその気持ちわかります。
- 腫れが心配です。どのくらいで引きますか？
- 二の腕の脂肪吸引の腫れですが、太ももやお腹と違い範囲は狭いですし、吸引量も少ないので強い大きな腫れを引き起こすことはないです。通常、抜糸の頃には７、８割の腫れが落ち着いていると考えて良いでしょう。
