挙筋前転法

二重まぶた 眼瞼下垂

挙筋前転法

美容において、目の印象は重要な要素となります。特に目元は、年齢や遺伝、環境の影響で発生しやすく、見た目の若々しさに影響を及ぼします。挙筋前転法は、まばたきや視界に支障をきたす場合には医学的な必要性がありますが、美容的な観点からも多くの人が選択しています。手術はまばたきの美しさを取り戻し、目の印象を明るく、若々しさを引き立ててくれます。
ここではそんな『挙筋前転法』について詳しくご紹介します。

挙筋前転法

挙筋前転法は眼瞼下垂の手術の中で最も生理的な改善が認められる有効な治療手段として多くの美容外科、形成外科で行われている治療です。挙筋短縮法(タッキング)と比較すると挙筋短縮法の場合、眼瞼挙筋を切除したり傷つけて治療するために付随しているミューラー筋を同時に刺激してしまいます。しかし、挙筋前転法はミューラー筋を一切傷つけることなく眼瞼下垂の治療ができるため健康的に改善できる術式として注目を集め、多くの医師が注目し実践されてきた手術です。

※ミューラー筋は交感神経が関与している大切な神経組織で刺激によって片頭痛や肩こり、不定愁訴などさまざまな症状を呈する可能性があります。

挙筋前転法の実際
皮膚全体に麻酔をします。挙筋前転法の手術で痛いのはこの麻酔です。麻酔が効いてしまえば痛みを感じることはありません。次に皮膚を切開します。その際、眼輪筋や瞼板前組織も同時に切除し、眼窩隔膜を露出させます。眼窩隔膜に切開を加え下側の断片を引き下げて瞼板に固定します。固定箇所は概ね3ヶ所のようですが、状態によっては2ヶ所ということもあるそうです。
開きやすさを確認し問題なければ傷を縫合し手術は終了です。

挙筋前転法には匠の技術が大きく盛り込まれている!!
挙筋前転法は医科向けの教科書に載っているし、一定の経験があれば誰でも導入できる手術。しかし、そこに大きな落とし穴がある。一部の美容外科医は適当な経験で教科書を読んで実践しているところも少なくない。特に大手美容外科なんかはろくな経験もない医者が指導医として君臨し、そんな技術のない医者から指導された医師もまた低い医療レベルでの技術が表面上正当な治療として挙筋前転法を実施している。しかし、患者からすれば「眼瞼下垂の手術=できる医師」として勘違いしても仕方ないのが現在の状況である。
同じ挙筋前転法でも治療する医師で結果は大きく違うということを知ってほしい。眼瞼下垂の手術は教科書通りに実施すればどんな医者でも一定の成果を上げ、結果を出すことはできる。しかし、技術の高い医師と低い医師とでは仕上がりの自然さ、効果の持続、腫れなどのダウンタイムの短さに大きな差が生まれる。例えるなら美容師さんの技術ひとつで一見同じようなカットに見えても、スタイリングの持続や髪の毛質感、傷み方が大きく変わってくるのと同じこと。髪なら伸びるまでまって美容師を変えれば済むが、美容外科ではそうはいかない。眼瞼下垂の手術を受けるには本当の名医を探しそこで受けることが重要なのである。

挙筋前転法の最大のメリットと主な効果
生理的な改善が可能。眼瞼下垂の手術において挙筋前転法を除くすべての術式は筋肉を切除したり、短く短縮固定したりと交感神経に関与しているミューラー筋をそのまま温存することはできませんでした。しかし、挙筋前転法はミューラー筋を温存したまま開きやすさを調整できるため、非常に生理的でさまざまな神経症状の改善を認めるだけではなく、術後の仕上がりが非常に自然なのです。
挙筋前転法で得られる効果
  目の開きやすさが改善   黒目が大きく見える  たるみの改善    若返り
  二重まぶた   片頭痛の改善  目の奥の痛みの改善  肩凝りの改善
  眼精疲労  不定愁訴の解消 など

挙筋前転法のリスク
  腫れ  内出血  腫れによる一時的な左右差 傷の赤み(1、2カ月)
  ※1週間を過ぎて腫れが落ちつても左右差がある場合は修正手術が必要になります。

挙筋前転法のダウンタイム
  挙筋前転法の術後の腫れは概ね10から14日程度です。腫れのピークは2、3日でその後徐々に引いてきます。
  抜糸は1週間から2週間と幅があります。

挙筋前転法におけるリスクとデメリット
  著しい腫れ  内出血  左右差   ビックリ目(ギョロっとした目)
  目が閉じにくくなる  ドライアイ など
  ※こられのリスクは医師の技術で大きく変わってきます。
  

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